森岡:本日は「地域医療の取り組みと子育て」と題して、埼玉医科大学総合医療センター 小児科の是松聖悟先生と、国会議員の三ッ林ひろみ衆議院議員と共に、地域医療の現状、とくに周産期から小児期に関わる医療の課題や、改善のための取り組みについて議論して参りたいと思います。
是松先生は、現在は埼玉医科大学総合医療センター小児科に所属されていますが、2021年までは大分県で、県の委託事業「おおいた地域医療支援システム構築事業」において、小児科分野担当教授として幅広く活躍されてきました。本日は、その活動の一部をご紹介いただく予定です。
また、三ッ林先生は医師でもあり、5年前の成育基本法の成立に尽力された国会議員のお一人です。現在も同基本法を軸に、少子化対策や子育て支援に関わるさまざまな政策を打ち出されています。本日は埼玉県の医療体制を含め、現在進められている政策についてご解説いただき、今後の課題について意見交換をしたいと考えております。
本日の講演やディスカッションが、全国の母子・小児に携わる医師やメディカルスタッフの皆様にとって、小児医療や地域医療をより良くするためのヒントとなれば幸いです。